
漢の夢、学校に戦車で登校するイギリスの学生
2014/12/1919:34イギリスはヘルムドンの街に住む兄弟が、17トンの重量を持つ戦車に乗って登校しています。毎朝、時速60キロ。ほぼ自動車と変わらない速度で公道を走り抜けていきます。最近では観光客をも魅了する街の名物になっているとか。
戦車で登校

兄弟は「学校の友だちは戦車を見てびっくりするけれど、それが楽しいんだ!警察だって僕らを見て驚くよ!でも、何もできないんだ!」と嬉しそうにはしゃぎます。この戦車は『MOT』と呼ばれる日本で言うところの車検に合格していて、公道を走ることが可能なのです。
Dad Drops Kids To School In Army Tanks
操縦は父親
実はこの戦車、兄弟が操縦しているのではなく、彼らの父親であるNick Mead氏(53)が操縦しています。氏は『Tanks A Lot Ltd』と呼ばれるミリタリー関連の会社を経営していて、総額2億4000万円にもなる約120台の戦車を所有しています。ちなみに所有している戦車の中で一番価値のある車両は、約600万円の『1948 Centurion』だとか。意外に安い。
ニック氏は20年前に『FV433 アボット』を約32万円で購入してから、その数は雪だるま式に増えていったそうです。

これから出撃!いや、登校。ちなみに安全確認は弟の務め。

一般道を普通に走る。方向指示器もちゃんとついている。

戦車に貼り付けられた車検証(MOT)。

父親が一番楽しそう。
父親のニック氏は少し寂しげな顔で言います。「最近子供たちがちょっと飽きているみたい……」
日本でも運転できるの?
ところで、日本でもニック氏のように戦車を所有して、子供を学校に通学させることは可能なのでしょうか。
日本の法律では、武装を完全に取り除くなどの改造を施せば、国土交通省の許可を得て海外から中古車として輸入できるそうです。また、公道を走るためには大型特殊免許、大型カタピラ限定という免許を取らなければいけません。しかも、戦車の操縦は困難なので、『MOS』と呼ばれる技能資格が必要です。両方共、自衛隊でしか取れません。「車検」に関しては自衛隊が所有する車両であるならば、道路運送法や道路運送車両法の適用が除外されるために必要ありませんが、一般市民が所有するとなると話は別だと思われます。
したがって一般人が戦車を日本の公道で運転するのはほぼ不可能でしょう。
日本の公道を走る戦車
北海道の千歳市では一般車と混じって、自衛隊の戦車が走る通称『C経路』と呼ばれる公道がある。走行する戦車は時速10キロに制限され、走る日程は千歳市のホームページで一般に公開されている。
残念ながら日本国内で戦車による通学は難しいようです。一度も事故はないとニック氏は言っていますが、兄弟が学校を無事に卒業できることを願っています。
Dairy Mail Online
I know the school run can be a battle but this is ridiculous! Father drops his children off every morning in a 17 tonne TANK
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免許の鬼
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