1988年から2015年10月までに発見された500以上もの太陽系外惑星を書いたイラストをスロバキアのアーティスト、マーティン・ヴァージック氏が公開した。

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Martin Vargic

太陽系外惑星のイラストと銘打っているが、実際には太陽系内の惑星も数多く含まれている。たとえば、画像を拡大せずとも左下に私たちのよく知っている、輪っかの付いた茶色の惑星、土星を見つけることができる。

500という数はこれまでに発見されている太陽系外惑星の四分の一程度の数だが、イラストの中に描かれている惑星の種類は数多い。主成分が岩石や金属で構成された地球型惑星、ガスで構成された木星型惑星、メタンや氷などで構成された天王星型惑星に加え、巨大地球型惑星、ホットジュピター、ホットネプチューン、準惑星、あるいは内部にダイヤモンドを含んだ超高密度天体。様々な模様、色の惑星が私たちの生活に全く関係がなくとも頑然と存在していることを思い知らされる。

hat-p-7b

図中の最も巨大な青色の星がホットジュピター『HAT-P-7b』

ホットジュピターおよびホットネプチューンは名前の通り恒星に非常に近いために摂氏数百度以上まで『温められた』惑星である。ホットジュピターは名前の通り木星型惑星で、ネプチューンは海王星を指すが海王星は天王星型惑星である。ゆえに、ホットネプチューンは天王星型惑星である。

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Martin Vargic

地球に似た星がひと目でわかる

イラストは星の配置にも一工夫が加えられている。横軸が天体の温度、縦軸が天体の密度を表しており、つまり右にある天体ほど熱く、上に行くほど1立法メートル辺りの重量が重い。これによって星の性質を簡単に見ることができる。

たとえば、このイラストには私たちが住む地球が描かれている。地球は画像中央上にある真っ白い惑星Kepler90hのすぐ右にある。地球と同程度の温度で同程度の密度の地球型惑星であれば、地球と同様に大気があり液体の水があり、生命がいる可能性がある。実際、地球の周りに描かれている惑星を見てみると、大気があり陸地があり、非常に地球に近い惑星があることがわかる。

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ただ、これらの惑星は組成や環境などから作られた『想像図』であるという注意は付け加えておく。これらの惑星に必ずしも大気があるとは限らない。

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Martin Vargic

現在発見されている地球によく似ている星はKepler438b、Kepler62e、Kepler62f、Kepler452bなどが知られている。イラストを見てみるとKepler62fがやや離れているもののその全てが地球の周りに位置していることがひと目で分かる。この中で最も地球に近い星は以外にも地球とKepler438bを間に挟んで描かれているKepler452bであるが、それでも星の性質を大まかに理解するには充分な精度だろう(ちなみにKepler452bが地球に近いと言われる所以は約384日という非常に地球に近い公転周期と系の中心に位置する恒星の温度が太陽に近いことに由来する)。

既にたくさんの地球に似た星が見つかっているが、実際にはもっと数多くの地球に似た星があると考えられており、さらには地球のように生命が住める環境にある星は将来的に現在の10倍以上になると考えられている。この宇宙のどこかに地球と同じように生命が存在している星があるかもしれないと言われてもあまり想像が付かないがイラストにされ、地球と並べられてみると宇宙人が身近な存在のように思える。

REFERENCE:

Halcyon Maps | Exoplanets

Halcyon Maps | Exoplanets

http://www.halcyonmaps.com/exoplanets/