ロシアで女性2名がロシアでは初となるであろう同性婚を行ったそうです。ロシアでは同性愛が法律で禁止されており、今回の結婚に関しては市議会議員から異議も出ているそうです。

同性愛宣伝禁止法

2013年6月に、ロシアでは『同性愛宣伝禁止法』という法案が成立しました。これは、未成年者に同性愛(ロシアでは『非伝統的な性的関係』と言われる)について情報提示をすることを禁じるというもので、同性愛を思わせるような発言や表現の規制、未成年がいる場で自分が同性愛者であると宣言することを禁じるなどというこの法案に対しては他国から非難が上がっており、ソチ五輪の開会式を一部の国の首相がボイコットするということも起こりました。ロシアは同性愛に対する偏見が強く、同性愛者に対する憎悪犯罪も発生しています。
同性婚ももちろんロシアでは認められていません。そんな中で今回の結婚は行われたのです。

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2013年8月、モスクワで開催された陸上競技で金メダルを受賞した女性選手2名がキスをするということがあった。同年6月に成立した同性愛宣伝禁止法に対する抗議からではないかという意見もあるが彼女たち自身はこの件に関する声明を発表していない。女子棒高跳びで優勝したエレーナ・イシンバエワ選手はソチオリンピックに訪れる人々はこの法律に従うべきだと発言し、非難を浴びた。

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CNN

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もともと旧ソ連では同性愛は犯罪とみなされていた。ロシアに変わっても同性愛に対する偏見、嫌悪は根強く、同性愛者に対する暴行事件も発生している。2013年自分が同性愛者だと告白した男性が複数の知人から暴行を受け死亡する事件があったが、男性は肛門にビール瓶をねじ込まれ、服に放火され、石で頭を殴打され絶命した。

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CRISIS IN IRAC

書類上は男女の結婚

法律で禁止されている同性婚が今回行うことができた理由は、結婚したカップルのひとりは男性として生まれていたからです。つまり、法律上は男性なのです。けれど、その人はトランスジェンダーとしてホルモン治療を受け、女性となっているのです。そのため、書類上では男女であることから、結婚の登録が可能だったわけです。しかし、それは書類上だけのこと。彼女たちにとっては、女性同士である自分たちの結婚が公式に認められたということになったのです。式はふたりともウェディングドレスを身にまとい行われたそうです。

今回のカップルの場合

今回のカップルの場合、男性として生まれた人物が女性になり、同じ女性を愛したことになる。このように、トランスジェンダーには性的指向の条件はない。異性愛者、同性愛者、両性愛者、無性愛者など人によって様々だ。

結婚の登録を行った職員はふたりの申請を受け入れましたが、サンクトペテルブルク市議会議員のビタリー・ミロノフ氏はこの結婚に対してロシアの家族に対する侮辱とし、無効を求めると発言しているそうです。ミロノフ氏は2012年にレディ・ガガがロシアで行ったライブにおいて未成年者を含む観客に対してLGBTをサポートするよう発言したことに対して抗議し、マドンナにも同様の抗議を行った人物でもあります。今回結婚したふたりの結婚生活はどのようになるのでしょう。

REFERENCE:

Washington Times

Washington Times

Lesbian couple registers ‘first gay marriage’ in Russia
http://www.washingtontimes.com/news/2014/nov/9/lesbian-couple-registers-first-gay-marriage-in-rus/