カリフォルニア州クレアモントにあるアルフ博物館のチームが、1997年に発見されていた化石の研究結果を12月10日に発表しました。この化石は北米で発見されているトリケラトプスの仲間では最も古い時代にいた恐竜だそうです。

A fossil skull small enough to fit in the palm of your hand represents the oldest species of horned dinosaur named from North America. The discovery, announced by a multi-institution team including the Raymond M. Alf Museum of Paleontology at The Webb Schools, is 40 million years older than the iconic Triceratops.

発見された恐竜はアメリカンイーグルの頭という意味の『Aquilops americanus』と名付けられました。くちばしの先にフック状の骨が飛び出しており、これを用いて植物を切り取って食べていたのではないかと推測されています。推定体長は2フィート(約60センチ)、重さは3.5ポンドとされ、ウサギほどの大きさであったとされています。トリケラトプスと同じ角竜類に分類されていますが、角やフリル状の骨はありません。これまで北米では白亜紀前期のものはネオケラトプシア類の歯が発見されていたことはありましたが、Aquilops americanusのように形が保たれたものが発見されたのは初めてでした。

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Aquilops americanusイメージ

現在発見されているのは頭部のみ。

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Sauropod Vertebra Picture of the Week

Aquilopsは角竜類の中で最も小さい恐竜とされています。現在発見されている最小の恐竜のミクロラプトルが40センチから77センチほどであるとされているので、それに近い大きさだと考えられています。

Tetrapteryx

ミクロラプトル

中生代白亜紀前期に生息した小型羽毛恐竜。中国などで発見されている。

Aquilopsは、アジアの角竜類の近縁であることが判明しており、同年代の肉食恐竜や初期哺乳類など他の動物のデータから115〜105万年前にアジアから北米へ移動してきたとされています。角竜類は東アジアが起源でベーリング陸橋を渡って北米へ移住したと考えられていますが、Aquilopsの発見がその研究の手がかりのひとつとなりそうです。現在は頭部しか発見されていませんが、全身の化石が発見されれば新たな発見がある可能性もあり、今後に期待されます。

REFERENCE:

The Raymond M. Alf Museum of Paleontology

The Raymond M. Alf Museum of Paleontology

Alf Museum scientist names oldest “horned” dinosaur from North America
http://www.alfmuseum.org/in-the-news/136-aquilops