マイクロソフトリサーチと東京大学、香港大学の研究チームが手描きアニメの魅力を取り戻す技術『手描きアニメーションのオートコンプリート』を開発した。

SIGGRAPH Asia 2015 – Autocomplete hand-drawn animations

ディズニーを始めとした海外のアニメーションでは3DCGを使ったアニメーションが数多く発表されている。日本ではペンを使った『手描き』のアニメーションが今でも主流だが、手描きのアニメーションはたとえ数秒であったとしても非常に手間がかかる。『手描きアニメーションのオートコンプリート』は非常に描画に手間のかかる『手描き』のアニメーションの効率化の補助をおこなってくれる。

この技術は最初に描いた絵から次に書かれる線を予測し、アニメーターに補助線を提示してくれる。アニメーターはその補助線に修正を加えることができる。その修正を基にシステムは新たな予測線を描画する。

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SIGGRAPH Asia 2015 - Autocomplete hand-drawn animations-セグメント 2 image by

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もちろんこの予測は線だけでなく色においてもおこなわれる。

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塗りと線は関連付けさせることが可能で、画像のように一本の線から太い木が揺れるアニメーションを作ることができる。

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絵の変形は補助線を修正する以外にも方法がある。絵を線で囲む、あるいは絵にいくつかの変形の基準となる点を指定することで線(点)を動かして物体をねじる以外にも一部を拡大、縮小することが可能だ。

SIGGRAPH Asia 2015 - Autocomplete hand-drawn animations(1)-セグメント 1 image by

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この技術は11月に神戸で開催される『Siggraph Asia』で発表される。この技術が実際にどれほど利用価値のあるものかはわからないが、現在、日本のアニメーターはその労働環境が過酷であることが知られている。この技術が日本のアニメでも利用されることとなれば日本のアニメーターの労働環境の改善の一助となるかもしれない。

REFERENCE:

>prosthetic knowledge — Autocomplete hand-drawn animations…

>prosthetic knowledge — Autocomplete hand-drawn animations…

http://prostheticknowledge.tumblr.com/post/131416207001/autocomplete-hand-drawn-animations