待ち時間というものは、できるならば少なくしたいもののひとつです。人気店の商品を手に入れるために長蛇の列に並ぶ、週末遊びや食事に行っても満席でしばらく待たされる、病院の診察や会計、薬局での呼び出しなど、「ああ、こんなところで時間を無駄にしてる分違うことができたのに……」とうんざりしたことはあるでしょう。その『違うこと』が待たされた時間を還元してできるようになるアプリの実証実験が開始されたそうです。

O2Oサービスの開発運営をする株式会社H2H(本社 東京都中央区、代表取締役 木村雄幸、以下「H2H」)は、時間を貯める使えるスマートフォンアプリケーション「TIME Wallet」を2014年12月中旬より実証実験のための提供を開始します。
「TIME Wallet」は、スマートフォンと専用アプリ、また、店舗等に設置したBLE(Bluetooth Low Energy)搭載のBeaconを利用し、その特性を最大限活かし、生活者に対し「時間を貯める使える」といった、「時間」を単位にしたポイントサービスを提供します。

待たされた時間分ポイントが貯まるアプリ

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『時間を貯める使える』がコンセプトのこのアプリは、いままでは浪費していただけだった『待ち時間』に着目しました。待たされることは、ユーザにとってはできるだけしたくないことでありサービス提供側としても防ぎたいことです。長く待たされるとわかれば店を変える人も少なくないですし、待たされた分不満も出やすくなります。そんな時間をポイントとして貯めることで、『待ち時間=無駄なもの』から『待っていた分、後で得をする』と考えられれば、多少なら嫌ではなくなるかもしれません。

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ユーザはアプリをダウンロード、サービスを利用したい店舗は専用のBeaconを設置します。ユーザが来店するとアプリが作動し、時間の測定を開始、利用を終えて出たところで合計何分待たされた結果どれだけのポイントに還元されたかをアプリが表示してくれます。貯まったポイントはクーポンとして利用可能となり、提携をしている店舗で様々なサービスを受けることができるようになります。

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いまいる場所でサービス利用可能の店舗を教えてもらえる。その店に行けばたとえ待たされてもお得なポイントとして貯めることができる。

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店を出ると、どれだけ待ち時間があったかが表示される。ただ待たされただけならうんざりするだけだが、これがポイントになると思えば少し嬉しい。

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ポイントがどんどん貯まっていくということはそれだけの時間待たされていたのだということにもなり、貯まると嬉しい半面複雑な気持ちにもなる気もします。それでも、いままで早く入りたいいつまで待たせるんだと思うだけだった時間が目に見える形で有意義なものに変わっていくのなら、「たまには待つのも悪くない」と思えるようになるかもしれません。行列ができる、長く待たされるということはそれだけ人気があるということでもあるので、このサービスを利用できるのなら、気にはなっていたけど並ぶのが嫌なので避けていた行列ができるラーメン屋さんにも行ってみようという気になるかもしれません。とはいえ、もし1時間待ちですと言われた場合、「やった、大量ポイントが手に入る!」と思えるか、「いやいやいや、ポイントがあってもそこまでは待てないよ!」となるかはわかれるところでしょうが。

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H2H, Inc.