子どもの頃、うっかりやってしまった失敗談などは大人になってからも語り継がれることが多いですが、台湾の美術展で起こったこの少年のうっかりは笑い事にするにはだいぶ桁が違いました。その額、1億8千万円。

A Taiwanese boy suffered a fall worthy of Charlie Chaplin when he tripped – fist-first – into a £1million painting at an art gallery in Taipei.

展示されていた絵画に穴

レオナルド・ダ・ヴィンチをテーマにした特別展が開かれていた会場、『華山1914文創園区』で今回のトラブルは起きました。鑑賞に訪れていた少年が展示されていたひとつの絵画の前で転倒、その手が思いきり絵画を突き破りました。こぶし大の穴があけられてしまったのはイタリアの画家パオロ・ポルポラの『花』で、その価値は150万ドル(約1億8000万円)

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問題の少年。手に飲み物の缶のようなものを持っているように見えるが。

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思いきり手が絵画にめり込んでいる。

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穴を開けたことに呆然としているようにみえる。近くにいる人が異変に気づき始めた。視線が痛そうだ。

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保護者らしき人物が少年の方へやってくる。そのあとふたりとも別の場所へ移動していった。

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映像ではよくわかりませんが、少年は自分がしたことに動揺しているようにも見えます。その価値を理解しているかは不明ですが、展示されているものに穴を開けてしまったことの重大さは理解しているでしょう。この映像へのコメントでは少年への非難とともに作品をガラスなどで覆っていない、人との距離が近すぎるなどの展示方法に疑問の声を上げるものも見られます。

少年への賠償請求はなし

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写真のように、破損してしまった絵画は専門家によって修復作業が行われています。美術展のキュレーターはこの事件に大きなショックを受けたとしていますが、少年の家族への損害請求などは行わず、1日ボランティアを罰として依頼する予定となっています。展示されている絵画には保険がかけられているのでそちらで補填がされるはずですが、いくら修復されたとはいえ元の絵画は戻ってこないことを考えると、かなり寛容な措置かもしれません。今回の美術展にはレオナルド・ダ・ヴィンチの自画像も展示されており、そちらは2億ユーロ(約280億円)で、もしそちらが同様のことになっていたらこのような措置では済まなかったでしょう。

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キュレーターの対応は寛容でしたが、問題の少年には今後もこの事件のことがついて回りそうです。

REFERENCE:

Martial art! Twelve-year-old boy trips over at Taiwan gallery and punches a hole in a £1million painting

Martial art! Twelve-year-old boy trips over at Taiwan gallery and punches a hole in a £1million painting

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3209856/Martial-art-Twelve-year-old-boy-trips-Taiwan-gallery-punches-hole-1million-painting.html

Paolo Porpora – Wikipedia

https://en.wikipedia.org/wiki/Paolo_Porpora