自律的な乗り物の話題が世間を賑わせている2014年現在、Googleや世界中の自動車会社で様々な機能を持った無人運転車が次々に開発されてきています。あと数年で無人運転車が一般道路を走り回る時代がやってくると言われている今、車と人々のライフスタイルの関係性について色々なユニークなアイデアが提案されています。

ドミニク・ウィルコックスの『未来のクルマ』

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Dominic Wilcox

自動的に運転がコントロールされれば、居眠り運転などヒューマンエラーによって起こっていた交通事故がなくなることになる……それなら、これまでのようにガッチリ堅牢な車体を作る必要もなく、エアバッグやシートベルトも必要ないのではないか。という発想から、こんなアイデアが生まれました。木製の車体に精巧なハンドメイド技術で作られたステンドグラス張りのドームのついた、車というにはあまりに美しく華奢な『未来のクルマ』。作者のドミニク・ウィルコックスさんは、世界遺産・ダラム大聖堂のステンドグラスを見て影響を受け、この車を作ったのだそうです。

ドームを開けると中には一人用のベッドがあるだけ。自動走行を想定しているので、ハンドルも運転席もありません。ドミニクさんいわく「車輪のついた生活スペースがあるだけでいい」のです。まるで大きなゆりかごのような、この贅沢な寝台車に揺られてまどろんでいれば、ステンドグラスからキラキラと光が差し込んで、夢見心地で目的地に向かうことができるでしょう。

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Dominic Wilcox

ドミニクさんは、寝台車だけにとどまらず、オフィスやレストランなど様々な機能を持った無人運転車をニーズに合わせてインターネットで呼べるサービス『タクシーロボット』を無人運転車が一般に普及しているだろう2059年から開始しようと構想中です。

魔法の靴『GPSシューズ』

「遊び心こそ創造力の要で、死ぬほどまじめに遊び心を追求している」というドミニクさんは、無人運転を支える技術であるGPSを使って、こんなアイテムも作ってしまいました。

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Dominic Wilcox

『オズの魔法使い』の主人公ドロシーの履いていた道案内をしてくれる銀の魔法の靴にヒントを得たという『GPSシューズ』は、つま先部分のLEDライトが点滅して、行きたい場所への方向を指し示してくれるというものです。かかと部分にGPSが埋め込まれていて、USB経由でパソコンからシューズに目的地をアップロードしておけば設定完了。あとはシューズが道案内してくれます。方向音痴で、スマートフォンのマップで確認しようとしても余計に迷ってしまうという人の場合、こんなシューズがあったら本当に助かるに違いありません。

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Dominic Wilcox

制作段階では、他にもバイブを鳴らして不愉快に足をくすぐるなども試してみたそうです。オレンジとブルーグレーの色合いがとてもオシャレで、見かけはアンティークなのに、実は最新テクノロジーを搭載しているなんて、心にくい一足です。