今月20日、ニュージーランドのハミルトン動物園でスマトラトラに飼育係が襲われて死亡する事故が起きました。市当局は21日にトラの殺処分は行わないとの発表を行いました。

Hamilton City Council general manager community Lance Vervoort said although zoo keeper Ms Kudeweh’s death was a tragedy, senior zoo staff had decided to rule out euthanising Oz.

トラに襲われて死亡

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死亡したサマンサ・クデウェさん。

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NZ Herald

死亡したのは飼育係のサマンサ・クデウェさん、オズという名の11歳になるスマトラトラに襲われたことが元で死亡しました。檻の中にはオズとサマンサさんがそのときにはいたものの、檻の中の様子を撮影した映像が存在せず実際にどのような経緯で事故が発生したのかは不明です。サマンサさんは10年前からハミルトン動物園で勤務しており、檻に入る際にはトラをあらかじめ分離しておくなど厳重なルールが決められていたにも関わらず今回の事故が起きました。市当局はオズの行動を「本能によるもの」と語っているようですが、それならばなおのこと普段から飼育係は自らの安全のために注意を払っていたはずです。なにが起こりこのような事故が起きることになったのかを知っているのは現在のところオズ一匹だけのようです。

殺処分は行わない

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スマトラトラのオズ。

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NZ Herald

飼育係の命を奪ったオズですが、市当局は殺処分などの処置は行わない方針を発表しました。というのも、オズは世界に野生では300から500頭ほどしか存在しないとされている希少なスマトラトラであると同時に、ハミルトン動物園では2013年にメスのサリとつがいになって2匹の子どもの父親でもあるところも大きいようです。また、事故は起こったものの檻からの逃亡によるものなどではなく被害が拡大することがないからということも理由とされていますが、2013年にも同動物園では違うトラで事故が発生しており、その再発を防ぐためルールを強化していたにも関わらず2年後にまた事故が発生してしまったことになります。

24日までハミルトン動物園は閉園状態でしたが、現在は開園されており、オズもこれまで通り人々の前に姿を現します。しかし、人を死に至らしめたトラとなったオズを見る人々の目はこれまでのものとは変わってしまうかもしれません。

REFERENCE:

Tiger that mauled zookeeper won’t be on display as Hamilton Zoo reopens

Tiger that mauled zookeeper won’t be on display as Hamilton Zoo reopens

http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11518083

Hamilton Zoo opens for business after fatal tiger attack

http://www.stuff.co.nz/national/72362484/hamilton-zoo-opens-for-business-after-fatal-tiger-attack

Tiger to live after killing zoo keeper

http://www.radionz.co.nz/news/national/284755/tiger-to-live-after-killing-zoo-keeper