車に乗っていて、パトカーが後ろに付くとドキドキしてしまう人は少なくないかもしれません。ついつい普段以上に制限速度が気になり、あたふたしてしまいます。バックミラー越しの警官はひどく無愛想に、または冷たく見えるかもしれません。そんな怖い警官がアメリカでうれしいドッキリを披露してくれました。

Festive police force surprises drivers with Christmas gifts instead of tickets in series of prank traffic stops

ポリスサンタ出動

クリスマスを控えたアメリカはミシガン州のロウェルという街に、一風変わったサンタが現れて話題になりました。

「違反チケット?君が欲しいならあげるけど、本当に欲しかったのってこれだろ?」

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City of Lowell

Christmas Surprise Traffic Stop with Lowell Police

11月19日、20日を通し、ロウェル署の警察官Scot Vansolkema氏は、通常では見逃されるような軽い交通違反、たとえば雪でナンバープレートが見づらい、制限速度より遅い、少しだけ早いといった理由から、厳しく取り締りをしていたそうです。というのも、交通違反者からチケットを切る代わりに、クリスマスに欲しいものを聞き出し、まるでサンタのようにプレゼントしていたからです。後日、Scot氏は「違反者から欲しいプレゼントを聞き出して到着するまでに時間が掛かるわけだけれど、その間が本当に気まずくて、とっても長かったよ」と振り返っています。

「クリスマスプレゼントに何が欲しい?」との質問に「何言ってんだこの警官」という顔。

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しかし、プレゼントを受け取ると「これ欲しかったの!」と。

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ところでどうやって、人々が欲しいプレゼントをScot氏は手に入れたのでしょうか。もちろんこの企画、Scotポリスサンタだけの仕事ではなく、『UPtv』という会社との共同プロジェクトです。実際にはGoProカメラと隠しカメラを仕込んだScot氏から、無線でプレゼントの内容を聞いたスタッフが近くの店でプレゼントを買い、ひたすらダッシュしたそうです。

UPtv

個人や会社が、人々に対する感謝の気持ちを形にするお手伝いをしている。同社のサイトには「あなたの身近でUplifting(気分を高める)するような素晴らしい人がいたら教えて下さい」とあります。

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UPtv

近くのお店で無線からの連絡を待つ『UPtv』のスタッフ。なんだかイメージと違う……。

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しかし、彼らがプレゼントを買い、ダッシュで届ける。見た目はまるで、泥棒。しかし彼らこそサンタ。

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プレゼントの総額は約10000$(約100万)ぐらいとのことです。また、税金から支払われたわけではなく、『UPtv』が出資しました。息子のためのレゴブロックを受けとった若い母親は、「めちゃくちゃツイてない日を、あんた(Scot氏)は素晴らしい日に変えてくれた」と絶賛したそうです。

息子のおねだりを先日断っていたお父さんに、X-BOX!

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若い男性が前から欲しがっていた薄型テレビも!

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ロウェル署で長年働いているGordy巡査は「我々が人々と接触する時はいつだって彼らが最悪な時さ。実はそれって、警官にとってはとても残念なことなんだね。でも、今回のプロジェクトはとても素敵だった。生涯、忘れられないよ」と言っているそうです。

優しい警察官

今回のプロジェクトは『UPtv』がロウェル署に持ちかけて企画したものですが、世の中には自主的にその優しさを見せてくれる警察官もいます。

2012年11月14日、ラリー・ディプリモ氏(25)がニューヨークの街角で裸足のホームレスを見つけ、近くのストアで買った6155円の靴をプレゼントしました。
また、ミシガン州エメット郡のベン・ホール氏は、女の子が乗っているのにもかかわらず、チャイルドシートを取り付けていない車が走っているという通報を受け、アレクシス・デロレンッツォ氏を引き止めました。しかし、彼女が極貧であることに気づいたベン氏は、50ドルのチャイルドシートを近くのストアで買い、後部座席に取り付けてあげたそうです。

ラリー氏とホームレス

観光客が撮ったこの写真は、ニューヨーク市警の公式Facebookページに送られた。その写真がアップされると、3日間で『いいね』が39万件、シェアが13万件、コメント2万7000という驚異的な数字を記録したそうだ。