世の中いろいろな物を好んで食べる人がいて、中にはゲテモノ食いといった人もいますが、通常食べれない物との区別はつけるものです。しかし食べれないはずのスポンジを食べ続けているという19才の女性がイングランドにいます。

初めて食べたのは5才から

スポンジを食べるというイングランド在住の女性。

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彼女はイングランドのサリー州在住で、シックスフォーム大学に通う一方この奇行を続けています。彼女は大人の手のひらを2つ合わせたくらいの浴槽用スポンジを1週間に2個も、口に入らない大きさのためちぎって食べているようです。

5才から食べるようになり、10才の時に噛みすぎて前歯を一本失ってしまい、13才の時に遊びやスポーツで使われるような類のスポンジボールをお腹から取り出すために入院することまでありました。18才に彼氏ができましたが、狂っていると言われてしまいます。

大学の講義へもスポンジ片を携帯して通っているとのことで、重度のスポンジ狂といえます。彼女も自分が異常であるということを認識していて、「家族も恋人も異常だと思っているけど気にしない、これが私の一部なんだ」と言っていますが、本当に体の一部にしてしまって大丈夫なのかと思ってしまいます。

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なぜなにスポンジ食症

一般にこの行為は栄養価のないものを食べ続ける行為として異食症と呼ばれています。この他土・紙・毛・チョーク・粘土・木炭・異常な量の氷などを食する例があります。この症状では異常な量や少量でも一般に食べないものを食べ続けてしまい、ある期間だけ発症するかずっとやめられない場合があり、摂取すべきではないものを摂り続ける依存症とも類似性があります。体に良くないであろうことは想像がつき、消化器に負担を与えるということや必要な食事を怠りがちになり栄養不良をおこしやすいといった理由で医者からやめるようにと間違いなく言われます。また社会的に受け入れてもらえず、例えば家庭で食卓に異物を交えての食事はなされず、家庭で一緒に時をすごす貴重な機会を損なってしまい良くありません。

この異食症を発症する原因としては様々ですが、栄養不良や精神的ストレスまたは脳への酸素供給不足などがあげられます。様々な症状のうち一部は器官の異常によるケースもありますが、多くはなんらかの欠乏が原因で起こるとみられます。この場合も彼女の動機にそれが原因と思わせる節があります。

タバコをやめれないニコチン依存症やアルコール依存症などがある。他方で物を食べ続ける過食症があり、やめるべきだがやめれないといった状況に陥る彼女のケースと類似性がみられる。

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もう食べないで

彼女がスポンジを食べ続けた動機はケーキの質感が忘れられなくて食べ続けたというものでした。ケーキは確かに美味しいですが、通常はそれで満足し異物に手を出すといったことはしません。そんなにケーキが食べたくて仕方なかったのでしょうか。欲しい物が必要なだけ手に入るといった毎日を送れていたなら幸せでしょうが、食べ続けるスポンジが手に入るくらいですし大学にも通えているのですから、とりわけ物に不自由しているわけでもなさそうです。加えていうとケーキくらい買えるのでしょう。物でないとしたら、なにか満たされない気持ちが生まれていたのかもしれません。

小さい頃の思い出はしばしば強い記憶として残りますが、誕生日の記憶などはその一つです。誕生日ではパーティで両親や友達とか大人らも集まり、誕生日を祝ってくれる。ケーキが出されてみんなでおいしく食べる、親とも友達とも楽しめて十分満足できるもので、お酒が用意されていたとしてもそれは大人の飲むものだからダメ、美味しくないし飲んだりなんかしない。子供は食べて良いものといけないものの区別が十分理解できます。たとえ異物を口にするとしてもそれは相手を笑わせるくらいの楽しむ手段にすぎず、スポンジを食べてはいけないとなるはずです。

誕生日に食べるケーキの思い出は大人になっても覚えているものだが、さすがにスポンジを食べようと思うほど脳裏に焼き付くものではない気が。

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「ストレスが溜まる日はスポンジをかじってリラックスをする」と彼女は言っています。誰しもストレスが溜まることはあるし、スポンジを食べる生活をやめられないのでしょうが、せめて体に無理を与えぬよう常日頃気をつけてもらいたいものです。