善意による行動というものは、気持ちがいいと思うことが多いものです。しかし、もしそれが誤った知識のもとでの行動だとしたらどうでしょうか。そんな誤った『善意』によって絶滅危惧種のカメの命に危険が及んだ動画が公開され波紋を呼んでいます。

She thought she was doing this poor little tortoise a favour by throwing it into a deep creek watering hole for a “hobby”

カメを助けるのが趣味の少女

スクリーンショット 2015-10-02 14.25.59

カメと少女。どこか誇らしげに見える顔をしている。

image by

Tortally Hoppin

YouTubeに投稿された動画には、キンバリーという名札をつけた女性と一匹の亀が写っています。彼女は自分は亀を助けるのが趣味だと語り、亀を路上に放置するのをやめようと語っています。亀を手に抱えている少女の顔はどこか誇らしげにさえ見えます。少女は亀を『助ける』ために、その後、川の中へと亀を落としました。助けるというには川までの高さがかなり見受けられ、投げ入れ方も乱暴に見えます。この高さから落とすことがはたして亀にとって大丈夫なのかには疑問が生じます。このことで彼女は亀を救ったと考えており、それを人々に知ってもらい、同じように迷っている亀を見つけたら救おうというメッセージがこの動画には込められているのかもしれません。

亀は泳げなかった

通常ならば、彼女の行動は善意からのものであり、亀を救出したとして賞賛されていたかもしれません。しかし、ここにひとつ致命的な問題がありました。亀はアナホリゴファーガメという絶滅危惧種であり、まったく泳ぐことができなかったのです。つまり、少女が助けるつもりで行った行動は貴重な亀を死に追いやる行為だったことになります。動画を見た人が亀がアナホリゴファーガメだということに気付き、フロリダ州の動物保護委員会は即座に警告を発し、YouTubeでも彼女の行動への非難のコメントが寄せられています。

亀の専門家が亀の区別は足で行うことができ、足ひれがあるかどうかで泳ぐことができるウミガメかどうかはわかると説明しています。つまり、動画の少女はそのような区別もつかない無知のもと、自分の行ってることは『善意』であると信じてこれまでも行動していた可能性があります。亀を救うのが趣味というわりに、亀そのものへの知識を学ぶことをこれほど怠っていた彼女の主張と行動にはかなり疑問が浮かびます。

これが悪意あるものではなく、あくまで『善意』であることがたちが悪いというコメントも見受けられます。今後、彼女が本当に亀のことが好きで、正しい方法で亀を救うことを続けたいのならばそれ相応の知識を身につけてほしいものです。

REFERENCE:

Harebrain and the tortoise! Girl ‘saves’ animal that she thought was a turtle by throwing it into the water… but doesn’t realize it can’t swim

Harebrain and the tortoise! Girl ‘saves’ animal that she thought was a turtle by throwing it into the water… but doesn’t realize it can’t swim

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3250948/Tortoise-harebrain-Girl-saves-animal-thought-turtle-throwing-water-doesn-t-realize-t-swim.html

‘Turtle saving’ woman snapchats moment she throws non-swimming tortoise into deep creek

http://www.mirror.co.uk/news/world-news/turtle-saving-woman-snapchats-moment-6515553