20代のころ、男2人で静岡から沖縄までヒッチハイクをしようとした事があります。結局は30台の車やトラックのお世話になり、3日間で福岡まで行くことが出来ましたが、疲れ果てて断念しました。ほとんどの車が通り過ぎていく中で、1台ヒッチハイクするのが、非常に大変だったことを覚えています。こういったヒッチハイカーの出くわす困難を出会い系アプリ駆使して回避し、見事目的地のニューヨークに辿り着いた青年が話題になっています。

出会い系アプリで楽々ヒッチハイク

The British man who crossed America using dating app: Hitchhiker travelled 7,500 miles by taking rides with women he found on Tinder

出会い系アプリを使用してヒッチハイクするDaniel Beaumont氏。

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The Telegraph

2014年5月にイギリスから来た青年Daniel Beaumont氏は、カナダからアメリカを経て、ニューヨークに至るまでの20000キロのヒッチハイクを見事達成しました。初めの3ヶ月間は雨の日も風の日も路上でヒッチハイクして、なんとか8000キロまでは行くことが出来たそうですが、あまりにも車を捕まえることが困難だったために、疲れ果ててしまいました。諦めかけたその時に、数ヶ月前ダウンロードしていた『Tinder』というアプリのことを思い出し早速使い始めると、路上でヒッチハイクするよりも、断然効率的に出来ることが分かりました。しかも嬉しいことに、手助けをしてくれたのはほとんどが女性だったのです。

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MailOnline

『Tinder』とは?

『燃えやすい』という意味を持ったこのアプリは、人々と気軽に知り合え、交流出来るのでアメリカで人気を博しています。また、全てのユーザがFacebookのアカウントから登録することで、実名制が保持されています。起動すると、現在地から半径数キロ圏内にいる異性の顔写真が表示されるので、そこから好みの写真に『いいね!』をします。それが相手に通知され、あなたの写真とプロフィールを相手が見ます。相手から『いいね!』を返されると、チャットが出来るようになるそうです。iOS、Androidでも使用可能で完全無料。

実際のTinder

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Blurtit

どのようにヒッチハイクを成功させたか

Daniel氏はまずTinderのプロフィールを編集し、半径10キロ圏内で、年齢が18〜50歳の女性にターゲットを絞り、目に入った写真全てに『いいね!』をつけたそうです。最終的に、3766人もの人々から『いいね!』の返信があり、3ヶ月で32人の女性の手助けを得て、89もの乗り物に乗り、12000キロの旅を無事終了しました。効率良くヒッチハイクすることで、ハリウッドや、グランドキャニオン、ロッキーマウンテンなどの観光地でも知り合った女性と遊ぶ時間があったそうです。

なんだかモテモテのDaniel氏。多くの女性は彼のヒッチハイク談に興味を持って知りたがったそうです。Daniel氏は車に乗せて貰う代わりに彼女たちに食事を作ったりしながら、冒険の話をしました。また、イギリスから来たことに興味を持った人もいたそうです。たとえば、Tinderチャットで「あなたの英語はブリティシュ訛りなの?」という質問に、「『007』のジェームス・ボンドみたいに話すよ」と言ったとか。ここまで来ると、当初の目的から少しズレているような気もしますが。

実際のプロフィール

名前、年齢に加え、ヒッチハイクしていて、ニューヨークに向かっているということのみが書かれている。下心はなく、なんとかヒッチハイクを成し遂げたいという思いで、プロフィールを編集したことが吉と出たとのこと。

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PODSTEL

ともすると、『出会い系』として揶揄されてしまいそうなTinderを、ヒッチハイクに利用したDaniel氏の機転には驚かされます。しかしながら、ヒッチハイクを達成したいという強い気持ちがなければ、彼を助けてくれる人は少なかったはずです。今回の件では、アプリの活躍が目立つようですがヒッチハイク成功の背景には、まず彼の人柄があったのかもしれません。