中国南部・広東省に暮らすユー・パンさん(25)が、ヤン・タイさん(20)と交際をはじめたのは、今から2年前のことでした。彼は、おそらくヤンさんを心から愛していたのでしょう。その目には、彼女が実に魅力的に映っていたに違いありません。

いつしかユーさんは、こう願うようになります。「愛する彼女に、ずっとそばにいてほしい」

ヤン・タイさん(約2年前)

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A Chinese Romeo encouraged his new girlfriend to eat up to five meals a day so her weight doubled within a year to put off other admirers, Qianjiang Evening News reports.

恋とは、つねに一種の狂気である。
―ハインリヒ・ハイネ

もしかするとユーさんは、人並み以上に嫉妬深かったり、独占欲が強い性格だったのかもしれません。魅力的なヤンさんに他の男が近づかないようにしたい、ライバルを排除したい……。彼はそう考えたのでした。

あるときユーさんは、その目的を達するためにある計画を実行に移すことにします。それは、愛する彼女をめいっぱい太らせることでした。当時まだ約45kgだったヤンさんに、彼は食べ物を与えつづけることにしたのです。

大量の朝食、膨大な量のランチ、豪勢な夕食。間食を含め1日5食以上を摂らせるために、ユーさんはヤンさんをレストランに連れ出しました。スナック菓子を食べさせるため、真夜中に彼女を起こしたともいいます。

彼女はできる限り食べ、彼はそのためにできる限りのお金をつぎ込む、そんな毎日がつづきました。

食の殿堂・中国

どんな生活だったんだろう……。

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プロポーズの日

時は流れて、彼らの交際が始まってから約2年後。すでにユーさんの計画は実を結び、ヤンさんの体重は以前の倍、約90kgにもなっていました。すでに彼女は、かつてと同じ人物とはわからないほどの姿になっていたのです。

そんなある日、ふたりのお気に入りのレストランが並ぶ通りに、ユーさんは花束を持って現れます。

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彼はユーさんの前にひざまずくと、指輪を取り出し、結婚を申し込みました。なんと彼が手にしていた花束は、イタリアのチョコレートメーカー・フィレロの製造したチョコレートでできたものだったといいます。まったくもって抜かりがありません……。

現在のヤンさん

確かに別人のよう。

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ユーさん

指輪は食べられないの?

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ユーさんのプロポーズのため、集まった友人たちは、ふたりの大好物の写真を掲げて応援しました。彼らの2年間にわたる『食べ物づくしの愛』を締めくくる『食べ物づくしのプロポーズ』が実を結び、ヤンさんは結婚を承諾しています。

集合写真

Tシャツに描かれているのはベイマックス。

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ある男の2年間

ヤンさんの姿を変えてしまうことと引き換えに、ユーさんは愛する彼女を妻とすることに成功しました。では、実際に2年間で体重を約45kg増やすには、一体どれくらいの食事が必要になるのでしょうか。

たとえば半年間で40kg増量した経験を持つ、インストラクターのポール・ジェームスさんは、増量時に1日約20,000キロカロリーを摂取していたようです。ヤンさんは2年で45kgの増量ですから、単純計算で1日約5,000キロカロリーを毎日摂取していたことになります。もちろん、カロリー量だけですべてを判断することはできませんが……。

1袋で約550キロカロリー

たとえば9袋を毎日食べられるか?

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ひとりで挑むダイエットの苛酷さは多くの人が語っていますが、逆に自分の体重を倍増させることもそう簡単ではないでしょう。ましてやそれが彼女の体重なら、なおのこと困難を極めるはずです。事実、ユーさんは計画の実行に約2年を費やしました。

1日5食以上という食事回数や、睡眠すら中断しての間食、予想される摂取カロリー量。それらの情報からは、彼らがおそらく早い段階で生活を共にしていたであろうことが想像されます。

きっちり計画が成功した以上、彼女の食生活は彼のコントロール下にあったはずです。ともすれば、睡眠すらそうであったことでしょう。

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彼の計画は、おそらくそこまでしなければ成功しなかったはずです。しかしこうした行為からは、愛情ではなくむしろ一方的な支配を感じずにはいられません。もしも彼女が1日3食の生活を送っていれば、夜中にぐっすり眠ることができていれば……。

もちろん、結婚そのものはおめでたいことです。しかし、彼女を独占したいという欲望のままに突っ走った彼の行為は、明らかに正気の沙汰ではありません

プロポーズの日・漂う違和感

いずれにしても、彼の目論み通り、彼女は約90kgにまで太ってしまいました。しかし、その日行われたプロポーズの写真にも、どことない奇妙さが見え隠れしている気がします。

応援する友人たちと彼女

なんとなく彼ら、彼側の友人のように見える。

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たとえばチョコレートでできた花束、友人たちが掲げている『食べ物』の写真、男たちの着ているTシャツに描かれたベイマックス……。

そうした演出のひとつひとつが、彼らのあいだで2年間にわたって行われた出来事を強調しています。ともすれば、それは『太ってしまった』という事実をほかでもない彼女自身に突きつけていたかもしれないと想像するのは少し考えすぎでしょうか。

ベイマックスTシャツ

ネタとして面白がっているようにも見える。

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おそらく彼女は、自らが太っていく過程で、彼の目論みにどこかで感づいていたことでしょう。最終的に彼女が太ったのが『受け入れ』だったのか、それとも『諦め』だったのかは、私たちには知るよしもありません。なぜなら今回のニュースで、彼女側のコメントは一切発表されていないからです。

彼女は太ることを望んだのだろうか。

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恋と欲望と狂気

愛しているから太らせたい、それはそこまで突飛な発想ではないのかもしれません。ネットの海では、太らせたい者の思惑と太らされる者の苦悩があちこちに漂っています。

たとえばユーさんのように、恋人を他の異性に奪われたくないと考える人。太っていく恋人を愛らしく思い、もっと太ってほしいと思う人。世の中には様々な例があるようです。想像以上に、これは身近な問題なのかもしれません。

彼氏を太らせようとする女性

「体が柔らかくてかわいい彼氏が好きなだけ」。

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YOMIURI ONLINE 発言小町

彼氏に太らされて悩む女性

「体重の増減で遊ばれている」という。

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Yahoo! 知恵袋

彼が彼女を太らせるのにかかった、その時間は長いとはいえわずか2年間です。しかし約90kgの体重になってしまった彼女は、これからどれだけの間、不健康な状態で生きていかなければならないのでしょうか……。一刻も早く元の体重に戻ることを祈りたいものですが、それはまだしばらく叶わないかもしれません。結婚を承諾したヤンさんに、ユーさんは「もっとたくさん食べさせる」と告げたのでした。

お幸せに。

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REFERENCE:

Chinese man convinces girlfriend to eat ‘five meals a day’ so other men stay away

Chinese man convinces girlfriend to eat ‘five meals a day’ so other men stay away

http://www.scmp.com/news/china/article/1765395/chinese-man-finds-eating-five-meals-day-way-win-womans-heart

I chew! Woman who was ‘fattened up’ by jealous boyfriend to deter love rivals says yes to marriage proposal after two years of binge-eating

http://www.dailymail.co.uk/news/peoplesdaily/article-3038562/Woman-fattened-jealous-boyfriend-deter-love-rivals-says-yes-marriage-proposal-two-years-binge-eating.html

Kurze Liebessprüche, Liebesspruch, Sprüche, Liebe

http://www.gedichtemeile.de/liebesgedichte/liebesspruch.htm

40kg太って40kg痩せたフィットネストレーナー☆トリハダマル秘スクープ映像100科ジテン 11月20日

http://mikey1111.blog51.fc2.com/blog-entry-189.html