オンラインショップとしてだけでなく、作りすぎて膨大な在庫が残っている『Fire Phone』や、2015年からアメリカで運用が開始される予定の『Amazon Prime Air』など様々なチャレンジで話題に事欠くことのないAmazonですが、新たに音声認識機能を持つ画期的なスピーカー『Echo』の発売を開始しました。

『Echo』のCM

音声認識システムを持ったスピーカー

『Amazon Echo』は11月6日にAmazonから発表された商品です。このワイヤレススピーカーはリビングで音楽を鳴らしながら、複数の人間が会話をしていても特定の音声認識コマンドを区別できる機能を持っています。たとえば動画のデモを見ると、『Alexa』と発音しただけで音楽の再生、ニュースや天気予報の取得を行っています。Alexa(アレキサ)はAmazon版の『Siri』でiPhoneと同じ音声アシスタントと思えば良いでしょう。

ECHOを支援するアプリとして『AMAZON ECHO APP』が開発されており、アプリからの遠隔操作も可能となっています。Fire OS、Android、iOS、Windows、Macに対応しており、このアプリを使うことで簡単にアラームや音楽再生、ショッピングが楽しめるようです。

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基本性能は、2.5インチのスピーカーと2インチのウーファーが搭載されたスピーカー。Bluetooth方式で接続可能でiTunesやAndroidなどの音楽データを流し込める。ネットワークにはWi-Fiで接続する。音声認識はスピーカーの上部に搭載された7個のマイクが行うが、物理ボタンでオフにすることもできるので単なるスピーカーとして使うこともできる。

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Amazonプライム会員は100ドル値引き

Echoの本体価格は199ドルですが、Amazonプライムに加入していると100ドル値引きで買えるキャンペーンが行われています。Amazonプライムへの加入は有料ですが、会員になると対象商品が即日到着する『当日お急ぎ便』や全国に商品を送れる配送サービスなどが無料になります。年会費は2014年現在3990円(税込み)ですので、よくAmazonを利用される方はこの機会に加入を検討してみても良いかもしれません。

他社の音声認識技術はどこまで?

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Siri

自然な言語処理が特徴となっており、日本語での簡単な会話も可能。ユーザが「今日の天気は?」と端末に向かって尋ねるとSiriが天気予報を表示してくれたり、「○○さんにメッセージを作って」と言えばメールを自動で作成してくれる。

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Android

GoogleはAndroidのバージョン4.0以降、標準で音声による文字入力機能がサポートされている。最新バージョンでは端末のロック画面から「OK Google」と発声するだけでスマートフォン、タブレットに触れずにニュース、天気予報、交通情報などが検索できるようになった。Echoはスペックを見る限り、現在は音声英語のみに対応のようだが、Googleはすでに数十言語への対応が完了している。

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Wonder How To

いずれの音声認識技術もハンズフリー操作を可能としてくれていますが、これらはあくまでスマートフォンやタブレットで使うことが想定されており、リビングに据置きするEchoとは方向性が似て非なるものです。

Amazonの狙いはショッピング?

EchoはAmazonのWebサービス各種と連携が可能なので、リビングに設置されたEchoに希望の商品を言うだけでその商品を自宅まで届けてくれるのです。例えば毎日スーパーへ買物に出かけていた人が、「野菜を買いたい」とEchoに言えば、スーパーに行かなくても野菜が自宅に届けられるようになるというわけです。
『Amazon Prime Air』では会員がよく購入するであろう商品を自宅の近くで待機して、注文が入ると即時でお届けするといった革新的なサービスを検討しており、Echoとそれが組み合わされば、近い将来お買い物は全てAmazonでという時代が来るのかもしれません。GoogleやAppleの音声認識とも競合しそうでしないジャンルかと思いますので、今後の動きに注目が高まります。

REFERENCE:

ABC News

ABC News

How Amazon Echo Can Hear What You’re Saying From Across the Room
http://abcnews.go.com/Technology/amazon-echo-hear-room/story?id=26740479