外敵から身を守るために硬い甲羅を身につけ、丸まった姿には何処か愛嬌があるように見えるアルマジロ。スペイン語で『武装したもの』を意味するarmadoから由来しているその名前は伊達ではない事件がアメリカで発生しました。アルマジロを射殺しようと発砲した男性が、その弾を跳ね返されて顎を負傷するという事件が起きました。

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射殺するつもりが返り討ち

テキサス州に住む男性が庭先でアルマジロを発見、射殺するために38口径リボルバーで発砲しました。発射された弾は3発でしたが、そのうちの少なくとも1発が跳ね返って撃った男性にあたり顎を負傷。男性の妻がそれを発見し、近くの病院まで空輸されました。撃たれたアルマジロは、調査した保安官によると発見されておらず生死も不明のようです。その場で発見されなかったということは即死することはなかったようですが、銃弾を弾き返したとはいえ衝撃がアルマジロに与えたダメージを考えると無傷ではない可能性は高いでしょう。

同様の事件は、今年4月にも発生しています。ジョージア州の男性がアルマジロを発見、こちらが使用したのは9mm拳銃でしたが、弾は跳ね返り100ヤード離れたトレーラーハウスのドアを貫通し、中にいた義母が被弾し負傷したそうです。距離が離れていたことと小口径の弾だったため幸い義母は命に別条はありませんでした。

何故アルマジロが射殺されるのか

銃弾を跳ね返すアルマジロの装甲の硬さには驚かされますが、そもそも何故、これほどアルマジロを射殺しようと考える人がいるのでしょうか。実は、アルマジロはペットとして飼育されることも少なくない人懐こい面も持っている一方で害獣指定をされており、駆除方法として銃を用いるのは効果的であるとされているようです。
穴を掘る習性から農地や庭を荒らし、南米ではオオアルマジロが埋葬された遺体を食べるという被害も発生しているため害獣として駆除が推奨されています。また、フロリダ州でハンセン病の感染者が例年に比べて増えている原因としても野生のアルマジロがあげられています。しかし、米疾病対策センター(CDC)はアルマジロとの接触でハンセン病に感染する確率は低いとしていますが、警戒を強める原因にはなりそうです。

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これなら跳ね返せない。

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そのような理由もあり、駆除を目的とした射殺がアメリカでは行われているようですが、この事件のような小口径のものではなくショットガンを用いることが推奨されているらしく、ジョージア州の事件を担当した警官もショットガンを用いればこのようなことは起きなかったと発言していたそうです。どちらにしてもすべては人間の事情であり、アルマジロにしてみればたまったものではないでしょう。

REFERENCE:

A man in Texas tried to shoot an armadillo, but the bullet ricocheted and hit him in the face

A man in Texas tried to shoot an armadillo, but the bullet ricocheted and hit him in the face

http://www.businessinsider.com/r-texas-man-shoots-armadillo-gets-hit-in-face-by-bullet-ricochet-2015-7?IR=T

Man trying to shoot armadillo accidentally hits mother-in-law after bullet bounces off creature’s armour

http://www.mirror.co.uk/news/weird-news/man-trying-shoot-armadillo-accidentally-5514787

アルマジロ – Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%AD

「アルマジロに注意」 ハンセン病急増で当局が呼びかけ 米

http://www.cnn.co.jp/usa/35067699.html