かつてのカール・ルイスやドノバン・ベイリー、ここ数年はウサイン・ボルトなど歴代のオリンピック100m走の覇者たち。その圧倒的な速さに面食らいながらも、しかし自分もあんな風に走れたらなと憧れたものです。そんな彼らと同等のスピードで走る夢が叶いそうです。

米国サンフランシスコ在住の個人発明家、ケアヒ・セイモアさんは幼い頃、ダチョウが凄まじいスピードで駆ける姿にすっかり魅せられたそうです。以来、自分自身もダチョウのように走りたいと考えるようになりました。この夢を実現するため何年もの間、様々な改良を加えながら徐々にこの『バイオニックブーツ』の精度を高め、ようやくプロトタイプを発表するまでに至りました。

バイオニックブーツ

颯爽と駆けるセイモアさん。砂利道をものともしない。

バイオニックブーツ

大きな岩場も問題なく走行可能。

バイオニックブーツ

急な方向転換にも耐えられるよう設計している。

バイオニックブーツ

走行中に外れないよう、しっかりと固定。

World Maker Faire NY 2014

今回このバイオニックブーツは、ニューヨークで行われた『World Maker Faire NY』に初出展されました。World Maker Faire NYでは毎年、技術愛好家、科学者、クラフト作家などが集まり、各々のびっくりするような発明品を見せ合い、学んだことを皆でシェアしています。その規模は年々拡大し、今では米国を飛び出して英国や日本でも開催されるようになりました。

Maker Faire Tokyo 2014
http://makerfaire.com/new-york-2014/

バイオニックブーツの今後

バイオニックブーツでは現在のところ時速40Kmが限界。けれど元々、彼が夢見て目指したのはダチョウと同様の時速70Kmです。その差は30Kmとまだまだ開きがあるため、彼の飽くなき挑戦は続きます。ひょっとすると近い将来、バイオニックブーツを履いて駆ける姿が当たり前になっているかもしれません。

ところでこのセイモアさん、どこかの企業や研究所にでも所属しているのかと思いきや、普段はバーテンダーだそうです。たったひとり、個人で技術研究し試行錯誤を繰り返してここまで辿り着いたとのこと。素晴らしい情熱ですが、飲酒走行は厳禁です。

INFO:

Bionic Boot