スタンフォード大学のキャロル・ドウェック心理学教授らのグループが失恋から立ち直りにくい人と立ち直りやすい人の考え方の特徴を明らかにした。

Stanford University conducted a study that investigated the link between rejection and a person’s sense of self.

実験は891人の学生を対象におこなわれた。被験者は全部で5つのアンケートから『仮想的な別れ』と『現実での別れ』や『失恋と自分自身の気質の関係』『自分自身の気質』についての質問に答えた。

『失恋と自分自身の気質の関係』というのはつまり『自分がフラれたのは何か自分に落ち度があったからに違いない』と考えるかどうかということで『自分自身の気質』は『人は変われる』と考えるか『本質的な部分で人は変わることはできない』と考えるかどうか、というものだ。

これらの質問の回答から『自分がフラレたのは自分に落ち度があるからだ』と考え『人は変われない』と考える人は失恋から立ち直りづらい傾向にあり、場合によっては五年以上、失恋を引きずることが明らかになった。

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恋人を鏡として見ている

変われるか変われないかはともかく落ち度のあるなしの判定でいえば『自分も何かわるいところがあったかなぁ』と考える人の方が幾分誠実さがあるような気がするが、今回の研究論文の筆頭著者ローレン・ハウ博士課程はこう言った人々に『失恋を自分自身の人間性の本質的な欠陥によるものだと考える人は恋人を自分自身の情報源として見ている』と手厳しい意見を述べている。ありふれた言い方にすれば「(変えることのできない)自分の根っこの部分まで好きになってほしい」「この人が自分を好きでいてくれるから自分は大丈夫」という思考の持ち主は恋人を自分を認めるためのモノとして見ているということだろう。

このような傾向にある人は失恋を自分自身の根幹からの否定と考えてしまうため、失恋の後も慎重で臆病になってしまい人間関係も狭くなってしまうという。対して『人は変われる』と考える人は失恋の後でもすぐに立ち直れるそうだ。

というわけで恋愛を引きずることなく恋人をきちんと人として見て人間関係を広くするためには『恋愛は相性の問題だから自分が悪いとは限らないしもし悪かったとしても直せばいいだけだし人って変われるし』と考えるのがよいということになる。失恋に悩む人はこの文章を大きく書いた紙を部屋に貼り、起きてすぐ三回、寝る前に三回ずつ読んでみよう。こういう事は実際に口に出してみるのが一番効果が高かったりする。

「そんなこと言われてもそんな簡単に根っこの方まで変われちゃったら好きって気持ちも簡単に変わっちゃうんじゃ……」とか考えてしまう人も多分アウトなので今から自分を変える訓練をすることを推奨する。

REFERENCE:

Stanford research explains why some people have more difficulty recovering from romantic breakups

Stanford research explains why some people have more difficulty recovering from romantic breakups

http://news.stanford.edu/news/2016/january/self-definition-breakups-010716.html