Twitterを見ていると、様々なつぶやきとともに、特定の人物や団体などに対して差別的なものや攻撃的な発言をしているものを見かけたことがある人もいるかと思います。あるいは中には実際にそんな発言をされた経験がある人もいるかと思います。Twitterはオンラインハラスメントの監視、対応の改善を研究するためにWomen, Action & the Media(WAM)と協力することになりました。

オンラインフォームの開設

Women, Action & the Mediaは、Twitterでのハラスメントを報告できるオンラインフォームを開設しました。これはハラスメントを受けている本人以外の人が報告することも可能です。こちらに報告されたデータをTwitterに提供し、Twitterがどのような対応を行うのか追跡すると述べています。試行期間後は収集したデータを分析して、報告を受けたようなハラスメントがTwitterでどのように作用するのかを研究し、対応の改善を図るそうです。

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WAMのオンラインフォーム画面

フォームの入力欄は細かく設定されている。身の危険を感じるか、Twitterには報告したことがあるか、相手はひとりか複数か、どのようなタイプのハラスメントか、いつから始まり頻度はどのくらいかなどできるだけ詳細な情報を記載することができる。また、ハラスメントを行っている相手のアカウントも一度に複数の報告ができる。

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WAM

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Twitterにも迷惑行為を報告できるフォームはある。複数のツイートを同時に掲載したり報告する相手が他にもアカウントを持っている場合それを記載することができる。

#FBrapeキャンペーン

Women, Action & the Mediaは、『#FBrape キャンペーン』を推進している団体のひとつです。このキャンペーンは、Facebook上で公開されている女性に対する性差別や暴力を助長するようなコンテンツの投稿に対するポリシーを求めた活動です。女性へのレイプや暴力に焦点を当て、『#FBrape』というハッシュタグをつけたキャンペーンを指示するツイートの数は5万以上にのぼったそうです。Facebookはこのキャンペーンによってポリシーを改善、該当するコンテンツを削除しました。

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#FBrapeキャンペーンで投稿されたもののひとつ。Facebookでは母親が赤ん坊に授乳している写真は削除されていた。だが、「次は妊娠するなよ」というコメントとともに女性が階段で倒れている写真の掲載は許可していた。なぜ、授乳シーンが許されず、このような写真の掲載は許すのだと投稿したユーザーはFacebookに問うていた。

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Storify

他人事ではないオンラインハラスメント

アメリカでの調査によると、インターネットを利用している70%以上の成人がオンライン上でウェブサイトやSNSで侮蔑的な名前で呼ばれていたり、脅迫を受けているなどの他者へのハラスメントを目撃したと言っており、40%が実際に自分自身がその被害を受けたことがあると答えたそうです。特に18歳から24歳の女性は同じ年代の男性よりも深刻な被害を嫌がらせを受けているという結果になったそうです。2014年8月にはゲーム内の女性キャラクタの描かれ方に対しての意見を述べた女性ゲーム評論家のAnita Sarkeesian氏に殺害予告やレイプ予告の投稿がされ、自宅から避難したということもありました。今回のような取り組みによって、見えない相手に怯えることなくインターネットが利用できる環境に近づいていくかもしれません。

INFO:

Women, Action & the Media

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http://www.womenactionmedia.org