日本やインドネシア、フィリピンの沿岸でとあるウミウシが発見されました。その姿がかわいいとネットで話題になっています。

Native to the coasts of Japan, Indonesia and the Philippines, this sea slug Costasiella kuroshimae (also known as a ‘leaf slug’) has a cartoonish, sheep-like face with blushing cheeks and beautiful plumage all over its body, like a small foliage of leaves.

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かわいい。

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『葉っぱの羊』

テングモウミウシという名のこのウミウシ、『葉っぱの羊』とも呼ばれており、つぶらな目と葉っぱのように見える部位が特徴的です。大きさは成長しても5ミリメートルほど。葉っぱのように見えるのは外見だけではなく、テングモウミウシは餌として取り込んだ藻類の葉緑素を細胞内に取り込み、光合成を行うことが可能です。盗葉緑体現象と呼ばれるこの現象は、軟体動物の嚢舌目や繊毛虫・有孔虫・渦鞭毛藻で見られ、同じウミウシの一種であるエリシア・クロロティカは10ヶ月間光合成を行っていた記録があります。

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取り込んだ藻の葉緑素を元に光合成を行う。取り込まれた葉緑体が光合成能力を保持しており、取り込んだ個体がその光合成から栄養を得ている場合は機能的盗葉緑体現象と呼ばれる。(盗葉緑体現象 – Wikipedia)

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他にもいるかわいいウミウシ

ウミウシは大変種類が多く、3000を超える種類が発見されてなお新しい種が発見されています。その中には今回のテングモウミウシのようにかわいらしい外見を持っているものもおり、先月日本で撮影されたゴマフビロードウミウシもうさぎのような外見から話題となりました。

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ゴマフビロードウミウシ

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その他にも、パンダツノウミウシやウデフリツノザヤウミウシ、ミスジアオイロウミウシなど、美しくかわいい姿をしたウミウシは多数存在しています。

ウミウシは飼えるのか

このようにかわいらしい外見をしているウミウシなら、飼ってみたいと思う人もいることでしょうが、ウミウシの飼育はなかなか容易ではないようです。ウミウシは主にカイメンやヒドロ虫などの群体性のベントスを食べるものが多いのですが、ウミウシによって餌となる種が限定されており、それ以外の種は食べません。それらの種を見分けることは難しく、定期的に手に入れなければいけないとなるとなかなか飼育するには厳しい条件となるでしょう。例外としてアルテミアやスジエビ類を食べるメリベウミウシや、好みの海藻が比較的容易に手に入るアメフラシは飼育に適していますが、今回のようなウミウシたちは静かに海中で過ごしている姿を見るに留めておいたほうが良さそうです。

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海に会い行こう。

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REFERENCE:

These Cute Sea Slugs Are The Sheep Of The Sea