花粉、アレルギー、風邪といった身近にある病気から、命の危険を伴うガンやエイズ、白血病。そして現在人の生活習慣病である糖尿病、心臓病、脳疾患など。多くの病気に悩まされている現代人ですが、家庭で簡単に病気を診断できるデバイスが開発されました。これを使えばほんのわずかな血液だけで多くの病気が予防できるかもしれません。

デジタル健康測定器具『rHEALTH』

どんなに健康に気を使っていても病気になる人はなりますし、早期に病気を発見するには定期的に人間ドックにかかる、あるいは医師の診断を受けるために病院へ行く必要がありました。DMI医学研究所の医師ユージン・チャン氏がそういった現状を変え、もっと気軽に個人レベルで検査を行えることを目指して開発したのが『rHEALTH』と呼ばれるデバイスです。

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個人向けのモデルは『rHELATH X(X1)』と名付けられている。開発には、米航空宇宙局、国立衛生研究所、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の助成金を請け、7年を要した。

rHealthの解説

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rHEALTHは手軽に扱える。使用者はまず血液を一滴用意する。

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その血液をデバイスに収めると、デバイス内に注入されている試薬の入れ物の中に落とされる。

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小型の回転ミキサーを通過して測定を行い、手元の液晶ディスプレイに心拍数、体温、健康メーターなどといった結果がリアルタイムに表示され、所有者のスマートフォン端末にも結果が送信さる。

我々の体を流れる血液には一体どのような情報が含まれているのでしょう。健康診断レベルでわかる情報を調べてみると、血液の脂質検査により肥満度、赤血球、ヘモグロビン、白血球の数から貧血、尿に混じる血から腎機能、血清酵素と呼ばれる物質から肝機能状態、血糖値から糖尿病など、さまざまな潜在的な疾患がわかるようです。

国内での販売は

これまでのところ『rHEALTH』は国内での流通が確認できず、まだ開発段階の様子です。開発者はいくつかの課題が残されていると語っており、目標としては16個ほどの個別の健康状態を把握できるようにし、診断ツールをSFドラマ『スタートレック』風に作るということのようです。

健康な生活をサポートするデジタル器具としては来春から『fitbit』という違うメーカーの製品の発売が予定されており、こちらは活動量や睡眠を記録し、スマートフォンとの連携が可能な腕時計型の商品です。

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fitbitのFLEX。ワイヤレスで活動量を記録できる。

image by

fitbit

デジタルデバイスの進化によって、これまで発見できなかった難病、生活習慣病が未然に予防できるようになれば、我々の寿命が今より伸びることは間違いありません。『rHEALTH』のような革新的な家庭用医療診断製品が速く手元に届くことを期待したいですね。

REFERENCE:

Wired.com

Wired.com

This Device Diagnoses Hundreds of Diseases Using a Single Drop of Blood
http://www.wired.com/2014/11/device-diagnoses-hundreds-diseases-using-single-drop-blood/