時差ボケや夜勤など、体内時計を狂わせるものから来る悪影響が男性に比べて女性の方が大きいという研究をイギリス、サリー大学が発表した。

研究者は16人の男性と18人の女性被験者に28時間、大学の中で過ごしてもらった。これは24時間という普通の体内時計の時間をずらして擬似的に時差ボケや夜勤のような状況を作り出すことが目的だ。

被験者は実験の間、3時間ごとに注意力や運動制御、記憶能力などのテストを受けている。

研究が終わった後のアンケートによれば、両性別ともに時差ボケによる悪影響を感じたと述べていた。しかし、テストの結果によれば女性の方が実験の終わり頃の時間帯の認識能力の低下が著しかったという。

研究者はこのことから夜勤の悪影響は男性よりも女性の方が大きいのではないかと推測している。

もちろん今回の研究は男女合わせて34人という非常に少ない被験者のため、信頼性という点では少し弱いかもしれない。しかし、今回の研究以外にも女性の方が夜勤の悪影響を受けやすい可能性を指摘するものが存在する。

2007年にWHOにより夜勤は体内時計が崩れることでガンの原因となる可能性があると位置づけている。ハーバード大学医学大学院の研究によれば、5年以上夜勤をしてきた者の死亡率が女性の方が11%高く、特に心血管系の病気による死亡率が19%も高かった。

REFERENCE:

Night shifts and jet lag take a greater toll on WOMEN when it comes to exhaustion, mood and memory problems

top image by flickr/AnneCN