1980年代に世界中で流行し、進化を続けて今なお絶大な人気を誇るゲーム『テトリス』。その実写映画化が、格闘アクションゲーム『モータル・コンバット』の実写映画シリーズを手掛けたスレシュホールド・エンターテインメントにより進められているとThe Wall Street Journalが伝えました。

TETRIS – OFFICIAL TRAILER

これまでも数々の有名ゲームが実写化されてきました。こういったトレーラーを見ると結構面白そうなのですが、その内の多くの評価は決して芳しいとは言えず、いまやゲームの実写映画が作られるとなれば、原作ファンは固唾をのんで完成を見守り、そして封切りには覚悟を持って上映を見届けるのが通例となっているとか、いないとか。

ゲームの映画化例

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ファイナルファンタジー

2001年公開。世界初のフルCGアニメーションによるSF作品。スクウェアは社運を賭けて制作したものの、残念ながらギネスブックに載るほどの大赤字に。

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スーパーマリオブラザーズ

1993年公開。制作に任天堂は関与せず、マリオにはダニエラという恋人がいたりと既存設定とはまるで異なる仕上がりになった。ピーチ姫は不在。日米ともに興行的に失敗している。

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ときめきメモリアル

1997年公開。これもゲームの世界観とは異なり恋愛というより仲の良い男女6人の物語。伝説の樹についてはラストで話題に少し挙がるくらい。

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ぴあ

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バイオハザード(Resident Evil:)

2002年公開。これはヒットしてシリーズ化している。原作との違いはあるが、架空起業アンブレラ社や酷似したキャラクタも登場する。

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さてテトリスですが、そこはやっぱりなんといってもテトリスですから、今まで紹介したような派手なアクション、壮大なCG中心の映画とは異なった趣かと思えば、しっかりアクションしています。戦闘機でテトリミノ(*1)を撃って戦ったりしていることからやはり爆発は娯楽映画にとって欠かせない要素なのでしょう。

(*1)テトリスに登場するブロックの名称

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原作は1つずつだったような気がするが……。

突如落下する巨大な物体に建物が破壊され、大切な人が奪われる不条理、それでも立ち上がり立ち向かっていく人々、まるで「アルマゲドン」を代表する終末映画のようです。テトリミノだけでなく各所で描かれる人間ドラマにも見所がありそうですが、これを真面目に捉えて観るべきなのか困惑してしまいそうです。

アルマゲドン的に熱演しています。

ただひとつ気がかりな点があります。それは「落ちてくるテトリミノの理由」を説明するのかという点です。これは明らかに前述のものとは異なった不条理です。

割と万能でおなじみ凸型テトリミノ。不条理に不条理を重ねるとただの変な映画になりかねない。

「なぜブロックが落ちてくるかって?そりゃテトリスだからだよ」という答えが返ってきそうなトレイラーですが、この謎はどうやって回収するのでしょうか。ここは原作通りあえて全く触れないのでしょうか。

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無常観すら感じる。

本家テトリスには通常エンディングがありません。スコアが最大値に達してもゲームは続きます。この映画の結末は一体どうなるのでしょうか。私達は世界で最も売れたゲームであるテトリスのファンとして、ともに見守っていきましょう。