普段できない体験をした、他の人には真似できないことを成し遂げた、そんな状態になったことをできるだけ多くの人に自慢したい。SNSの普及によって、誰でも簡単にその欲求を叶えることができるようになった。
しかし、それも時と場合によるのではないだろうか。今回の人物は、なんと崖で宙吊りになった状態の自分を撮影しようとしていたのだ。

今回の人物は20歳の男性。彼は、中国江蘇省リツ陽市でロッククライミングに挑戦していた。だが、彼はロッククライミング用の装備をまったく身につけておらず、普段着で挑んでいたのだ。案の定というか、彼は40メートル付近で身動きがとれなくなってしまった。木に捕まり宙吊り状態となった彼は助けを求め、レスキュー隊が駆けつける騒ぎになった。

ところが、到着したレスキュー隊は目の前に見えた光景に唖然とした。40メートルという高さで宙吊りという危険な状態になり助けを求めたはずの当人は、携帯を片手に持ち自撮りに挑戦中だったのだ。彼の身体を支えているのは携帯を持っていない手で掴んでいる木のみ。もちろんレスキュー隊は彼に動かないように注意した。しかし、それを聞いた彼はレスキュー隊に地上からいまの状態の自分を撮影してくれと頼んだのだ。

imgout.php

レスキュー隊が撮影したとされる写真

image by

現代快報

これが、頼まれたレスキュー隊が撮影した写真である。おそらく携帯で撮影したと思われるのだが、なぜ2014年のこの時代に白黒写真なのか。また、写真を見る限り宙吊りになっている男性の位置は危険ではあるのだろうが、なぜ、そんな中途半端な高さでと言いたくなるような微妙なものに見える。現代快報が報じた記事には40メートルと書かれているのだが、果たしてこれは本当に40メートルもあるのだろうか、4メートルの間違いではないのか。

レスキュー隊は、当然彼に何故そのような状態で写真を撮ってくれなどと言ったのかという理由を尋ねた。すると彼は宙吊りになった自分の写真を微博(うぇいぼー、中国版Twitter)に投稿したかったからだと答えたという。

この写真がその後実際に投稿されたのか、投稿されたとして果たしてどんな反響があったのか。リツイート数はそれなりに稼げそうであるが、彼が期待していたような注目のされ方であったかは甚だ疑問である。

男性は3時間半かけて無事救出された。

REFERENCE:

現代快報

現代快報

困在悬崖,一手抓树枝一手玩自拍 消防来了,他还求留影
http://kb.dsqq.cn/html/2014-10/21http://sign.jp/content_366637.htm