朝、ニワトリの鳴き声で目が覚めるという光景を言葉だけで聞くとひどくのどかなものに思える。しかし、それも時間帯や鳴き声の大きさによっては近所の住人にとっては非常に迷惑な話になってしまう。だからといって、その苦情をニワトリ自身に言っても通じるはずはないのだが、イギリスの小さな村役場があるニワトリに対して「鳴き声を小さくして欲しい」と通知を送ったという。

頼んでもいない早朝モーニングコール

問題のニワトリは、毎朝4時になると鳴き出していたらしい。近所の住人からしてみればそんな早い時間から元気よく鳴かれてはたまったものではないだろう。鳴き声は非常に大きかったそうなので、無視して眠り続けるということも難しかったのだろう。目覚まし時計なら叩けば止まるし、人ならば迷惑行為として訴えることもできる。けれど、相手はニワトリなのだ。

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住人の訴えを受けて職員がとった行動は

我慢できなくなった住民は村役場に訴えた。それを受けた役場の職員は、なぜか飼い主にではなく鳴いているニワトリ宛に鳴き声を小さくするように通知を送るという手段をとったのだという。役場からやってきた職員が真面目な顔でニワトリに向かって通知を読み上げている光景は、コメディ映画のようだったのではないだろうか。
それを受けたニワトリの飼い主は、いまだかつてニワトリに通知を送るなんて聞いたことがないと不満らしい。

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職員の言葉はニワトリの耳に念仏だっただろう。

そんな不満を言っている飼い主自身にも、近所の住人はニワトリ小屋を冬の間だけでいいのでなにかで覆って防音措置をとってくれないかと頼み込んでもいる。そうすれば、ニワトリも寒さから守れるし、住人たちの悩みも解決するのでニワトリだけに一石二鳥となるだろう。
この住人からの要望を飼い主が受け入れたかは記事からはわからないが、住人が訴えるまでニワトリは3ヶ月鳴き続けていたらしいので不安である。

昔、記者の近所でも庭でニワトリを飼っていた人がおり、毎日元気よく鳴いていたことがあった。そこにある日、近所の住人が怒鳴りこみ、これ以上鳴かせ続けたらニワトリを殺すと言ったという噂を聞いた。怖い話だと思ったがそれだけ我慢できなかったということなのだろう。イギリスのこのニワトリ問題も、我慢の限界に達した住人がニワトリに危害を加える前に平和的解決となると良いのだが。

REFERENCE:

新華ニュース

新華ニュース

イギリス ニワトリに通知「鳴き声を小さくして」
http://www.xinhuaxia.jp/social/50801