デンマーク国立室内管弦楽団。デンマーク放送(デンマークの公共放送局)交響楽団から生まれた、ポップスからクラシックまで幅広く演奏をしている、人気のオーケストラです。
さて本日の演目はJalousie ‘Tango Tzigane’1925年にデンマークの作曲家 Jacob Gadeによって書かれたポピュラーミュージックの名曲。コンサートマスターが奏でる透き通るようなバイオリンの調べから演奏が始まり、それからしばらくして突然、指揮者が何かを手にしました。

Classical orchestra eating the worlds hottest chili peppers …

取り出したるはハバネロ
(非常に辛い唐辛子)

全員の手にハバネロ


口に放り込む

演奏再開


いきなりの展開についていけないかもしれませんが、決して悪ふざけを行っているわけではありません。なぜなら彼らには目的があります。演奏前、指揮者とコンサートマスター(コンマス)はこんな会話をしているのです。
指揮者「音楽は君にとってもちろん大切な物だろうけど、唐辛子についてはどうなんだい?」
コンマス「唐辛子は素晴らしいよ。人生、そして音楽にとって必要な成分が含まれているんだ」
指揮者「なるほど、ではクラシックの名曲と、少し刺激的な食べ物を同時に味わおうじゃないか」
コンマス「イエス」
そう彼らは真剣にハバネロと音楽の融合、コラボレーションを実現しようとしているのです。

そして

指揮者の顔に深みが増した

演奏にも熱が入る


責任感に満ちあふれるコンマス

涙が止まらない(鼻水も)


どれだけ咳き込もうが、汗が目に入ろうが、ハーモニーが崩れる事はありません。むしろ唇の腫れ具合に比例して、演奏にはより情熱が込められ、会場の温度は上がり続けます。まさに今、ハバネロとオーケストラが融合しているのです。ホールいっぱいに響き渡るクライマックス、見事終演です。

怪しい指揮者

冒頭でコンマスとクリエイティブな会話をしていたClaus Pilgaard氏、彼はこのオーケストラで指揮者を務めていました。彼はオーケストラの中で唯一のゲスト(楽団員ではない)であり、またこの企画の企画者でもあります。実はこの人物、Chili Klausという芸名で唐辛子を食べるパフォーマンスをしたり、唐辛子の本を出したりしているデンマークでは名の知られた唐辛子愛好家です。唐辛子関連商品の販売サイトまであります。
本業は指揮者どころか、音楽業界に何の関わりもない人物だったようです。

演奏を終えたコンマス(みんなトイレにいった)

REFERENCE:

Danish Orchestra Performs After the Musicians and Conductor Eat the World’s Hottest Chili Peppers

Danish Orchestra Performs After the Musicians and Conductor Eat the World’s Hottest Chili Peppers

http://laughingsquid.com/