普段目にしないものを見たら、普段できないことをやってみようと盛り上がることは若者にはありがちなことでしょう。仲間たちとのノリで調子に乗って無謀なことをしてみたり、人に迷惑をかけるようなことをしてみたり、そしてその結果痛い目を見てしまうようなことは若い頃に経験している人も少なくないと思いますが、このオーストラリアの男性は調子に乗った結果、人食いサメに囲まれる事態になってしまいました。

ウエスタンオーストラリア州パースの南の沖合で友人たちとボートを楽しんでいたハリソン・ウィリアムズさんは、ザトウクジラの死骸を発見しました。死骸はサメによって食べられており、腐敗も始まっていました。そんなクジラの死骸を見たハリソンさんたちは大盛り上がり、友人のひとりが「これでサーフィンしたらきっとおもしろいぜ!」と提案。それを聞いたハリソンさんはおもしろそうだとクジラの死骸が浮かぶ海に飛び込みました。

はりそんくん

クジラの死骸にテンションが上がって海に飛び込み、よじ登ったハリソンさん。

ところが、サメに食べられていた形跡があることからもわかる通り、死骸の近くにはまだサメがいたのです。そのうちの1匹は映画『ジョーズ』でも有名なホホジロサメ。飛び込む前にサムソンさんはサメがいることを確認していたにも関わらず、クジラを食べることに夢中だから大丈夫だと飛び込んだというのですから、無謀としか言えません。そのままハリソンさんはクジラの死骸によじ登る……までは良かったのですが、その死骸の周りを何匹ものサメが取り囲んでいる光景を見た友人たちがハリソンさんに戻ってくるように声をかけ、ハリソンさんも慌ててボートに戻りました。飛び込む前にわかりそうなものですが……。

Attack great white shark

ホホジロサメ以外にはイタチザメが数頭いたらしい。ハリソンさんはホホジロサメがいることを確認して飛び込んだというのだ。この姿が見えて、なぜ、平気で飛び込めたのだろう。

水産当局はハリソンさんの行為に対して、「危険で無責任」と非難しましたが、クジラがすでに死んでいたことや、死骸を損壊してはいないことから罰金などといった処罰は行わないそうです。しかし、ハリソンさんのこの行為を撮影した動画がYouTubeにアップされてしまい、ハリソンさんの無謀な行動は世界中に知られてしまう事態となりました。

クジラの死骸に飛び込むハリソンさんとサメ。

当然、ハリソンさんの両親はそんなハリソンさんを厳しい態度で出迎えたそうです。ハリソンさん自身も自分がしたことを愚かで無礼な行為だとしています。どうやら、サメに囲まれる海に飛び込んだ無謀な行為として以外にも、クジラの死骸に対して冒涜的な行為をしたとして非難を浴びているところもあるようです。
ハリソンさんは「2度としない」と言っているそうですが、このような経験は人生で1度すれば十分でしょう。
同窓会や古い友人と出会ったときに、若い頃にやった軽率な行為をネタにからかわれたり盛り上がるということはありますが、これからのハリソンさんには何処に行ってもこの話題がついてまわることでしょう。

REFERENCE:

CNN

CNN

クジラの死骸で「サーフィン」、豪男性が反省の弁
http://www.cnn.co.jp/world/35056055.html