みなさんご存じでしょうか。私たちがニュースでよく耳にする「北朝鮮」(朝鮮民主主義人民共和国、以下北朝鮮)という国と「韓国」という国。これら両国の国境を訪ねる、少し変わったツアーがあるのです。韓国へ数回行った方なら、食べ物にショッピングといったお決まりの旅に、少しばかり飽きを感じませんか。

そんな方におすすめなのがソウル発・板門店バスツアー。価格も7,000円前後とお手頃です。旅のマンネリ化に悩む方や、人とは違う刺激的な体験がしたい方は、このツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

板門店とは

板門店は北朝鮮と韓国の国境に位置する村です。1953年、朝鮮戦争の休戦協定がこの地で結ばれました。個人訪問は一切不可の厳格な場所で、ツアーを通して訪問する必要があります。村の中には「帰らざる橋」や「自由の家」等、戦争の歴史について学べる場所が数々あり、中でも軍事停戦委員会会議場は、北朝鮮の地を踏むことが許される唯一の場所となっています。この機会に北朝鮮の地を踏んでみてはいかがでしょう。

 NK01    

中央の軍事境界線(38度線)には兵士が向い合って立っている。

 
 Bridge_of_no_return  

帰らざる橋

 

西側に沙川江(サチョン川)が流れ、そこに架かる橋では朝鮮戦争後に捕虜交換が行われた。北朝鮮から逃れた自由主義者、北朝鮮の捕虜となった韓国軍兵士が北朝鮮側に渡り、その橋を渡ると二度と戻れないことから「帰らざる橋」と呼ばれている。- Wikipedia

  image by

Expert Infantry

 Joint_Security_Area-2  

自由の家

 

韓国側からの見学の拠点となる「自由の家」- Wikipedia

  image by

Kok Leng Yeo from Singapore, Singapore

ツアーを楽しむ3つのポイント

1.北朝鮮兵士による監視

国境を間近に観光するので、常に北朝鮮兵士の監視下に置かれることとなります。たとえ目が合ったとしても、手を振ったり、相手を挑発したりする行為は厳禁です。両国はいまだに「休戦状態」に置かれています。それが引き金となって国際的な問題に発展する恐れさえあるので、緊張感を持って行動しなければなりません。とは言っても北朝鮮兵士が観光客にいきなり発砲!なんてことは起こりませんのでご安心を。「隣国の監視下での観光」を思いっきり楽しみましょう。

 

2.軍事停戦委員会会議場

会議場は両国の国境をまたぐ造りとなっており、室内に限っては北朝鮮の地を踏むことができます。ぜひ北朝鮮側に立って記念撮影をしましょう。また会議場内では、数人の国連兵士が監視にあたっています。彼らのそばで写真撮影をすることもできるので、こちらも忘れずに。無表情の兵士と撮った記念写真は、何ともいえないシュールな出来栄えとなるでしょう。

 Panmunjeom  

無表情の兵士

 

間違っても笑わそうだなんて考えないことだ。

  image by

Annalog
“Panmunjeom inside barack”.
Licensed under Creative Commons Attribution-Share Alike 2.5 via ウィキメディア・コモンズ

3.ツアーガイドは脱北者?

ツアーガイドの多くはなんと北朝鮮出身者。いわゆる脱北者と呼ばれる人たちです。かつての北朝鮮での暮らしや脱北時の体験談など、普段は聞くことができない貴重な話に耳を傾けましょう。(催行会社によりガイドが異なるので、詳細は催行会社へご確認ください。)

12566651143_6429ddefb1_o

脱走イメージ画像

image by

Takashi Hososhima

ツアー参加時の主な注意点

・11歳未満の参加は不可
・パスポートの持参必須
・国籍により参加不可の場合あり
・服装の制限あり
・ビデオカメラは使用不可
・緊急の会議や国際情勢により、急遽ツアーが催行不可となる場合あり

主な注意点をあげましたが、これら以外にも数々の制限があります。こちらも催行会社に直接お問い合わせください。

INFO:

株式会社コネスト(KONEST INC)

株式会社コネスト(KONEST INC)

http://www.konest.com